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住み続けられるまちづくりを

自分の住んでいるまちに関心を持ち、
知ることから

SDGsの17の目標の中でも身近であり、取り組みやすい課題として多くの人や企業が選ぶのが、「7エネルギーをみんなに そしてクリーンに」と「11住み続けられるまちづくりを」です。SDGsは、世界が抱える社会・経済・環境の3つの側面から目標が設定されていますが、この3つの土台となるのが「まち」です。
世界的な課題ですが、自分ごとに感じられるように、日本、山形で考えてみましょう。 春、夢と希望に胸を膨らませて、親元から巣立つ若者が多い季節ですね。いくらネットで情報が収集できても、若者にとっては田舎での生活よりキラキラ輝いてみえる東京に憧れ、一極集中となります。日本は人口減少、少子高齢化社会。特に地方は労働力、人手不足、労働者の高齢化。また、中小企業の後継者がいないため、廃業になればますます働く場所がなくなり、さらに経済の衰退と悪循環です。農業も同じような感じです。
山形の大半の地域では自動車がなければ、買い物にも病院にも行けません。東京のように電車がない、バスの本数は少ないので、高齢になっても運転を続けないと楽しみどころか生活さえもままならなかったりします。
では、住み続けられるまちにするためには?まずは、自分の住んでいるまちに関心を持ち、知ること。地域活動に参加してみましょう。子どもがいると学校や地域の行事に参加する機会もありますが、大人になると忙しく、面倒ですよね。でも、自分が暮らすまちをよくする気持ちでいれば、地域の清掃やゴミ当番から環境やエネルギー問題に関心がいくかもしれません。そこからもう一歩、地域の歴史や魅力を探すと愛着が生まれます。最近はすれ違っても挨拶すらしない人もいますが日頃からコミュニケーションがあれば、もしもの災害時にも助け合えます。防犯にもなります。子どもと通学路や近所を歩きながら道端の石碑などを見て、歴史や未来を話し合えたら子どももまちに関心を持ちます。
最近、SDGsの取り組みで高齢者の居場所づくりを考えた高校生の発表がありました。行政は移住やスマート農業などの支援もあります。少し視点を変えて行動するだけでも、まちの未来が変わるかもしれません。