段ボールコンポストと地産地消 高畠町のセミナーで
「段ボールコンポスト」を活用して
町のブランディング
家庭から出る生ごみをコンポスト基材とともに段ボール箱に入れ、その中で減量・堆肥化を行うものです。外では冬季間凍結してしまうので、屋内で堆肥化するために北海道で発祥したといわれています。段ボール箱は、安価で入手が容易であり、保湿性、水分調整機能があるなどの点から家庭ごみの減量化のために日本各地の自治体で推進しています。
令和4年6月から段ボールコンポストで生ごみを堆肥にする実践を行なっている、高畠町商工会女性部さんにお招きいただき、SDGs講座を開催しました。
女性部では高畠町の観光名所やJR高畠町駅などで「花いっぱい運動」を実施しており、令和5年度以降は段ボールコストを利用して花々の手入れに役立ていくと伺いました。
花がいっぱいある町って素敵です。町外から訪れる人はもちろん、地域住民も笑顔になりますよね。SDGsの勉強会ですので「お花は緑肥植物のひまわりやマリーゴールドはいかがでしょう」と伝えました。
緑肥植物(作物)とは、栽培した植物を腐らせずに土壌に入れて耕し、肥料にすること。そのために栽培する植物のことをいいます。マメ科、イネ科、キク科の作物で種類や特徴もさまざまで、害虫発生の抑制、作物の病気を低減する効果を期待できる物もあるようです。プランターでの栽培ですと限度がありますが、取り組みの意義を発信していくことも大切です。
農業、飲食、旅館業の方がいらしたので、地産地消がエネルギー問題、環境問題にも寄与する話をしました。日本の食卓にのぼる食材のうち、6割は外国産です。海外から飛行機や船を使って輸入すると、輸送のための二酸化炭素が年間約1700万トンになるとのこと。日本の食料自給率をあげることで地球の温暖化対策になりますし、他の国の事情に左右されることも少なくなります。地元で採れた旬のものは身体にいい、経済の活性化になる、そして、地元に愛着も生まれるなど良いことが沢山あります。山形はおいしいものがいっぱい。空港の愛称が「おいしい山形空港」というくらいですからね。
SDGsは自分がやれること、小さな積み重ねです。
企業、団体、学校など、10名からお客様にあったオリジナルのSDGsセミナー開催します。